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金丸 良子 教授

地方文化に目を向けて、総合的に中国を捉える。

金丸 良子 教授
KANAMARU, Yoshiko
早稲田大学第一文学部文学科(中国文学専攻)卒業。岡山大学大学院文化科学研究科博士後期課程修了。1979~81年、中国・山東師範大学外文系に文教専家として赴任。著書に『中国少数民族 ミャオ族の生業形態』古今書院(2005年)ほか。

漢民族+多民族を研究。

研究室のテーマは中国の地方文化です。広大な国土を持ち、漢民族だけでなく多くの少数民族が暮らす中国について研究するとき、急速な経済発展を遂げている沿海部(北京、上海、広州、香港など)だけを研究対象にしているだけでは、中国の全貌は見えてきません。研究手法としては、まず全人口の92%を占める漢民族の文化を押さえ、それからその周辺の民族の文化、民俗、習慣といったものに目を向けてもらいます。研究室に集う大学院生は中国からの留学生もおり、彼や彼女たちは異国の日本で、客観的に母国について研究・分析しています。日本の大学院で、留学生が中国を研究するメリットは、自分たちの故郷だけでなく、多角的、多面的に広大な中国にアプローチできるだけにとどまらず、日本人が中国をどう見ているかという視点を獲得できることです。

映像メディアをテキストに。

テキストには専門文献だけでなく、中国を題材に取り上げたテレビのドキュメンタリー番組も使います。映像メディアを見ることで、自分の研究テーマを深めるきっかけにもなります。都市はもちろん、各地方の文化、様々な民族の実態を研究することを通して、結果的に現在の中国の全体像をつかむことが研究の目的。いかに中国という国を把握するか。それは研究者の数ほどあると思います。