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望月 正道 教授

望月 正道 教授

望月 正道 教授
MOCHIZUKI, Masamichi
英国スウォンジー大学大学院応用言語学科博士課程修了、エセックス大学修士課程言語・言語学学部応用言語学専攻修了、東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。著書に『英語語彙の指導マニュアル』大修館(2003年共著)、『新編英語科教育法入門』研究社(2011年共著)など。

英語習熟度予測の研究成果を踏まえ
教員養成をテーマに新たな峰へ

2014年3月まで、『技能別及び総合的英語能力を推定する語彙テスト』(平成19-21年度科学研究費補助金対象)の開発研究に取り組んできました。語彙サイズ(量)、語彙構成(知識の深さ)、認知速度の3つの方向で調査し、TOEIC600点以下の英語習熟度下級者の場合、語彙サイズと語彙構成が一体化する関係性がわかりました。しかし600点以上の上級者になると、語彙サイズと語彙構成が分離する傾向が見られました。つまり、英語習熟度が高い人ほど、知っている語彙の量が多い半面で、語彙に対する知識の深さは限られている、あるいはその逆のパターンがあることが判明しました。この研究は他の5大学と共同で進められ、当初意図していた結論を導き出すことができました。

現在、20数年にわたる語彙に関する研究成果を踏まえて、英語教師の養成をテーマに研究活動を行っています。ゼミの学部生に文部科学省が制作した名人と呼ばれる英語教員の授業記録(DVD)を見てもらったあと、どうすればこのような授業展開が可能なのかをディスカッションしてもらっています。その模様をICレコーダに録音し、学生たちの授業の見方の変化や、授業を創造することへの意識化を分析しています。同様に本学卒業生で高校の教員3 年目の英語教師に協力を得て、DVDに彼女の授業を記録し、ベテラン教員たちに見てもらい教育研究に役立ててもらっています。経験の浅い教員へのアドバイスのもと、若い教員がいかに授業内容を変革して、教授法を上達させられるのかを分析中です。

最終的には研究で抽出できたデータを一般化し、大学レベルでの教員養成や研修などに活用させることを目標に掲げています。