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井出 元 教授

現代に活かす視点で古典を読み解く。

井出 元 教授

井出 元 教授
KONDOH, Aya
東北大学大学院文学研究科中国学中国哲学専攻修士課程修了。専門分野は中国古代思想。著書に『10代から読む中国古典「老子」-人間の自信-』ポプラ社(2010年)、『人生に活かす老子』致知出版社(2011年)ほか。

時を超えて共感するもの。

井出 元 教授

私の研究室では思想に限らず、宗教や習慣などにも対象を広げて、院生たちに日本と中国について比較研究に取り組んでもらっています。なかでも重視しているのは古典文献にあたること。それはただ知識を得るのでなく、現代に活かす要素を引き出すことに重きを置いています。何千年を経ても人間の奥底にあるもの、考え方や感情は不変です。時を超えて共感を覚えることが必ずあるはず。若い人たちには、東アジアに生きる人間として古典を教養として備え、文化の礎を理解する人になってもらいたいと思っています。

人格を支える教養として。

井出 元 教授

古典という学問は、確かに社会ですぐ役立つものではないでしょう。しかし、年月を経て会社や団体でそれなりの地位に就き、組織をリードする立場になったとき、身につけた教養がその人の人格や人柄を支えてくれます。ある程度の年齢になりキャリアを持つと、単に仕事の能力があるだけでは評価はされません。人物に人間的な魅力や知的素養があってこそ、周囲を引っ張っていけるのです。知識としてだけでなく、古典から獲得したものの見方や考え方を、今という時代に当てはめて使いこなせる人間になってもらいたいというのが、私の変わらぬ希望です。