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長谷川 泰隆 教授

未知なる領域に挑む管理会計の先進。

長谷川 泰隆 教授
HASEGAWA, Yasutaka
早稲田大学大学院博士課程商学研究科単位取得満期退学。論文に「リコールのインパクトとリコールコスト論」『麗澤経済研究』第18巻第1号(2010年)。

企業の“無形の資産”に着目。

古くは「のれん」から約10年前のブランド価値の集計まで、“無形物資産”は時代を超えて研究対象になってきた一面を持ちます。これらに加えて近年では、自動車メーカーのカンバン方式に代表されるように、ハードとしての生産設備+経営上のノウハウに関心が広がります。原価低減能力の高低はもちろん、ケイパビリティ、コア・コンピタンスという競争力概念も登場します。さらに、企業の「評判」(reputation)がその業績-企業価値に貢献するという説も、提唱されています。業績へのこうした作用因をある種の資産視し、でき得る限り測定-すなわち可視化-する試みが喫緊のテーマのひとつです。

生きている時代と切り結ぶ。

上記は業績への正の貢献要因の例です。他方、負の作用因も見過ごすわけにはいきません。そのひとつは市場で発生している製品等の不具合です。企業はその事業活動を通じて企業価値を高めます。その重要な媒介項である製品等に不具合が生じると、当該製品のリコールにつながります。ここに様々な問題が伏在します。これはある種の能力の欠如の結果ということもできるし、ハイテク製品の宿命と見ることもできます。そして、企業価値の毀損をもたらします。時代は絶えず動いています。その中で、伝統的な枠組みでは捉えきれない問題が発生します。本研究科では、専攻を問わず、新しい問題に果敢に挑戦する人を期待します。

小山君は「グループ法人税」という新しい税制の合理性と不合理性、功と罪、長所と短所等を析出すべく研究を進めています。納税する側と徴税する側の論点を整理され、管見の弊に陥らずに、国際的にも通用する税制構築へ向けて、二重、三重に論理を積み重ねてほしいと思います。