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高 欽虹 さん

高 欽虹さん

経済学・経営学専攻 博士課程3年
高 欽虹さん
GAO, Qinhong
中国経済経営学会で「中国会計制度における財務報告目的と利益概念」をテーマに報告を行うなど、活発な研究活動を展開。先進の会計知識の修得を目標に、研究にエネルギーを傾ける。

企業を囲繞する利害関係者の情報ニーズを満たす会計モデルの構想

研究テーマは「経済システムの多様化に基づく会計モデルの類型化」です。それぞれの国の文化が異なるように、企業の会計基準も国ごとに異なります。さらに、会計情報利用者として投資家をはじめとして、企業内外の従業員や消費者、金融機関など、異なる利害関係者に異なる情報を提供することも求められています。

こうして会計モデルは多様化の様相を見せます。このことを受けて、これまでは英米の会計基準の比較を通して、会計基準が設定されるまでのプロセス、および財務報告が体系化されるまでの根本的な背景を理論化してきました。

次に、新興国である中国の会計基準を対象として、国家予算主義による収支計算中心の会計から、資本主義経済システムの発生主義会計へ転換した、母国の企業会計の本質と役割、有用性に焦点を当てています。

こうした英米日中などの経済先進国と新興国の会計モデル分析・類型化に加えて、今日では、CSR(企業の社会的責任)や企業の環境問題への取り組みなども、会計モデル構築の構成要素として無視できなくなってきています。

最終的には、経済システムの多様化という大枠から、企業内部の関係者と外部のそれの双方の利害調整が可能な会計モデルの構築を目指しています。