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2008/12/20

2008年度 大学院生の学会発表【報告3】11/29-30

<口頭発表>2008/11/29-30 日本言語学会137回大会

2008年11月29日、金沢大学で開催された日本言語学会で、指導教授の玉岡賀津雄先生と滝浦真人先生と共同で、”Motivations behind face-work by native Japanese speakers in conflict situations between self and other” という題目の口頭発表を行いました。この研究の目的は、自己(self)と相手(other)の利害が衝突するような状況下で、自分の利益を主張するか自分は引き下がって相手に譲るかには何が決め手となっているかを明らかにすることです。2008年春に麗澤大学で行った質問紙調査の110名のデータについて、「決定木分析(decision tree)」という複数の要因間の階層的な関係(どの要因が強い影響力を持ちどの要因が弱いかといったことなど)を検証する統計手法を用いて分析した結果をまとめました。相手と利害が衝突するときにその相手への対応を決めるには、やりとりの内容の違いが最も大きく影響しており、その次に、相手が自分を立ててくれるか攻撃するかという態度の違いが影響していることが分かりました。相手との関係(年上かどうか、親しいかどうか)や話者の性別の影響は、副次的なものでした。質疑応答の時間やその後の会場でも有益なコメントをいただくことができ、次の研究を進めるための貴重な経験となりました。
日本語教育学専攻博士課程(後期)1年 木山幸子
(*この発表は、麗澤大学大学院学会発表助成を受けています。)