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2009/01/17

院生の活躍 フランス・パリ

日本語教育学専攻博士後期課程院生が、国際交流基金の派遣で渡仏し、フランスおよびヨーロッパにおける日本語教育支援に携わりました。現在は、パリの大学で外国語講師として日本語を教えています。

2006年に国際交流基金の派遣で渡仏し、フランスおよびヨーロッパにおける日本語教育支援を中心に業務を行っていました。2年の任期が終わりに近づいた頃、日本への帰国も考えましたが、せっかく様々な知識や人脈も得られ、また海外での日本語教育の経験を積み上げられるよい機会だと考え、ヨーロッパ全域を視野に就職活動を行いました。その結果、現在のパリ・ディドロ大学(パリ第七大学/Universite Paris Diderot-Paris 7)に採用され、2008年9月より外国語講師として日本語を教えています。

この大学は、パリとその周辺の大学区に13ある、いわゆるパリ大学のひとつで、理工系科学、医学、歯学、言語学そして人文科学などの学科があります。その中で日本語科は博士課程まであり、日本語を学べる大学としてフランス国内で2番目の規模となります。

現在のわたしの担当は、学部生の会話を中心とした授業です。学生は、ポップカルチャーなどの日本好きで日本語をはじめた学生から、経済や日本文化・日本学に関心がある学生、高校生の時から日本語を学び将来フランス語の教師として日本に行きたい言語学や言語教育の学生まで、関心やレベル・目的もさまざまです。なお学年によっては、100人~200人近くの学生の対応をする必要もあり、テスト時などには、学生を落とすことも必要になります。

そして大学には、本年度からCRL(Centre de Ressources en Langues)という言語リソースセンターが設置され、私は、センターを利用した学生の自律学習のためのプログラム作成にも参加しています。このCRLの活動には、コースデザインや問題作成だけでなく、コンピューター上での処理も行うので、言語学理論から情報処理まで学べた大学院時代の経験がいろいろと活かすことができています。また他には、フランス在住の日本人に授業に来てもらい、会話授業に参加してもらう「ビジターセッション」も他の教師と共に行っています。

このように授業の試みなどもさまざまあり、教師にも自由にやらせてくれる大学なので、学ぶことがとても多いです。これからも何が学生のためになるか、そのために自分は何ができるか考えながら、より成長した教師、人間になるため経験を積んでいきたいと思っています。

(日本語教育専攻後期博士課程3年 夷石寿賀子)

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