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2009/06/12

2009年度 大学院生の学会発表 【趙 萍】

<口頭発表>2009/5/24 日本語教育学会(春季大会)

日本語教育学専攻後期博士課程院生 趙萍さんが、2009年5月24日の日本語教育学会(春季大会)にて、玉岡賀津雄教授(名古屋大学)、木山幸子さん(麗澤大学大学院日本語教育学専攻後期博士課程)と、「中国人日本語学習者による『のだ』『のか』の使用条件・非使用条件の習得と日本語能力との因果関係」というタイトルで共同研究発表を行いました。
日本語学習者にとって、「のだ」「のか」の使用は難しい分野で、学習の段階によっては、「『のだ』『のか』を使った方が自然な日本語に聞こえる」という感覚から、使いすぎる場合(過剰使用)もあります。趙萍さんは自分の学習体験からこのテーマに関心をもち、前期博士課程在学中から研究を続けています。
この研究発表では、中国語を母語とする224名の日本語学習者について、文法、語彙、読解の能力が「のだ」「のか」の使用とどのような関係があるかを構造方程式モデリング(structural equation modeling)の手法を用いて考察しました。その結果、文法の能力の高い学習者は「のだ」「のか」を正しく使う傾向が見られたのに対し、語彙の能力の高い学習者にはそのような傾向が見られなかったこと、「のだ」「のか」の使用を正しく理解している学習者ほど、読解の能力が高かったことが報告されました。