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2009/07/22

修了生の活躍 日本語学校

日本語教育学専攻博士前期課程の修了生が、大学院での研究を生かし、現在は日本語学校で教務主任として日本語を教えています。

私は2005年3月に博士前期課程を修了し、現在は教育現場に戻って「東京芝浦外語学院」という日本語学校で教務主任を務めております。まだ創立4年目という若い学校で、そのせいか業務内容も多岐にわたりますが、熱意溢れる他のスタッフとともに毎日楽しく働いています。時々大学院のアカデミックな雰囲気が恋しくなることもあるんですが・・・。
大学院から現場へ戻ってくるとよく、「大学院って今やっていることに役に立っているの?」
という質問を受けます。私がそもそも大学院へ行きたいと思った理由は、自分なりに一生日本語教師を続けていくために、このままの自分じゃいけない!変わらなければ!と思ったこと、そしてどこまで努力しても終わりがない気がして「好きな仕事のはずなのに苦しい」という気持ちからでした。
研究テーマを抱えて迷走する私を暖かく見守ってくださり、導いてくださった坂本先生とお会いできたことや、先生のもとで一つの単語の意味をめぐって仲間と何時間も議論しあったこと等は、私にとって一生価値の変わらない宝物になりました。また研究する中で自分を見つめなおすこともでき、再び教育現場に戻ったとき少し身軽になっている自分に気が付きました。
今では、大学院での私の研究が日本語教育業界にとってどんな意味があるかということよりも、その研究に人生のある時期没頭したことで変わった私が日本語教師として教壇に立ち続けることが価値のあることかも知れないと思っています。  
現在子育て中ですが、理解のある上司と暖かい職場に恵まれ、子育ての経験も仕事に生かしながら日本語教師として日々成長できるように努力を続けています。相変わらずどこまで行っても完成という日は来ないような気がしてはいますが、以前のように自分を見失うことなく一歩一歩進んで行けるようになったと思います。
最近は仕事の範囲が広がったせいか子育てをしていることが影響しているのか、教育心理学の分野にも興味を持っています。私が出会う学習者の目的も本当に様々で、それぞれに対応できるようにもっともっと懐の深い日本語教師になりたい。学校ももっともっと良くしたい・・・ 好奇心は尽きません。
これからも私は、いろんなことに躓きながら、迷いながら、家族と一緒に、私らしく身の丈にあったやり方で一生日本語教師を続けていくんだと思います。そうしてそういう恵まれた機会があったらですが、再び麗澤でお世話になるようなことがあったらもっと幸せだなあと思います。