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2009/08/03

修了生、台湾・屏東商業技術学院で日本語教育に従事

陳君慧さんは、日本語教育学専攻後期博士課程を平成18年度に修了し、台湾・中山大学研究員を経て、2008年8月から同国屏東県にある屏東商業技術学院(台湾では、学部数の少ない大学を「学院」と呼ぶ)応用日本語学科で助理教授(Assistant Professor、助教にあたる)として勤務しています。日本語関連学科のある国立大学としては台湾最南端に位置し、入学前に商業分野を専攻してきた学生が日本語の実践的な能力を身につけるために学んでいます。2009年6月に四年制のコース(四技)の第一期生が卒業を迎えたばかりですが、全国規模の日本語のスピーチ大会やディベート大会に出場するほか、近隣の小学校での日本語の授業への学生派遣なども頻繁に行なっています。
陳さんは現在、会話や聴解、口語訓練などの授業を担当していますが、周囲に教師以外の日本人がいない環境の中で、この若い学科の底上げのための力となれることにやりがいを感じています。どのような授業であれば、限られた時間の中でより多くの学生の能力を上げることができるのか、学生が屏東にいながら能力を伸ばすためにどのようなリソースが利用可能かを常に考え、実行に移しているそうです。「眼前にある問題を乗り越えることは楽な道のりではありませんが、それを通り抜けたところには大きな達成感があります。博士論文では麗澤大学・大学院を通じて力を入れている情報処理技術を用いた日本語研究を行ないましたが、そういった大学院での研究は、知識の獲得や論理的思考の訓練だけでなく、失敗してもめげずに新たな対策を模索し、速やかに実行に移す姿勢を身につけるのにも役立つものだった」とのことです。
「授業での課題やディベート大会の訓練で、教師の期待以上に努力する学生を見てきましたが、今後も海外での日本語教育に携わる者として、そんな彼らをどのようにサポートしていけるかを考えていきたい」と言う陳さん。平成21年3月には、陳さんを通じて屏東商業技術学院と麗澤大学が協定を結びました。この協定にもとづき、2009年9月には、1人目の屏東商業の学生がこの麗澤大学で学ぶことになっており、麗澤大学からも屏東商業技術学院に教育実習生を送る予定です。今後も台湾と日本との交流に力を尽くしながら、研究・教育にも最大限の努力をしていきたいとのことです。