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2009/08/03

2009年度 大学院生の学会発表 【今村泰也】

<口頭発表>2009/6/20-21 日本言語学会第138回大会

6月20, 21日に神田外語大学で開催された日本言語学会第138回大会で,「ヒンディー語・ウルドゥー語のrakhnaa(put/keep)による所有表現」というタイトルで口頭発表を行いました。
私が研究しているヒンディー語(インド:インド語派)では,所有(XはYを持っている)は存在動詞を用いて,「Xの近くにYがある」「XのYがある」「XにYがある」のように表されます。先行研究では「ヒンディー語には(英語のhaveに相当する)所有動詞がない」と記述されていますが,今回の発表ではヒンディー語にも一種の所有動詞があり,rakhnaa(put/keep)が用いられることを示しました。また,コーパスを利用してrakhnaaが表す所有概念(所有の種類)についても明らかにしました。
パキスタンの国語であるウルドゥー語は言語学的にはヒンディー語と同一の言語とされますが,(ウルドゥー語の)rakhnaaを用いた所有表現はヒンディー語のそれに比べて使用範囲が広いことも指摘しました。
発表会場には50人を超える多数の聴衆が来られ,質疑応答では多くの質問・コメントをいただくことができました。私は現在,「ヒンディー語の所有表現」を研究テーマにしていますが,今回の発表を踏まえ,さらに研究を精密化していきたいと思っています。

●2009年度 大学院生の学会発表等予定