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2010/03/14

修了生の活躍 国際交流基金日本語試験センター

私は2009年3月に日本語教育学専攻博士前期課程を修了し、今は国際交流基金日本語試験センターで日本語能力試験の文法問題作成のアシスタントとして働いています。また、2009年の4月から2010年の1月まで、法政大学国際交流センターの非常勤講師として日本語の授業を担当しました。国際交流基金日本語試験センターでは作題者から問題を受け取って使用されている語彙がレベルに合っているかどうかを調べたり、問題を検討するための会議の準備をしたりしています。毎日の仕事の中で、作題の担当者や研究員の方たちがどのような点に気をつけて試験を作成しているのかを知ることができ、とても勉強になります。
大学院に進学する前も民間の日本語学校で教師をしていましたが、自分の授業のやり方が本当に正しいのか不安で、文法の説明や絵カードの出し方などの細かい点を気にしたり、他の先生の授業が気になって仕方がありませんでした。でも、大学院で様々な分野で研究をなさっている先生方や多くの仲間と知り合い、日本語教育について語り合う中で、授業や教師の在り方には色々な形があるということ、そして自分が日々向上心を持って変わっていくことこそ大切なんだと感じました。そのためには自分の失敗に敏感であること、常に謙虚な気持ちで学ぶ姿勢を忘れてはならないということを指導教員である大坪一夫先生から教えていただきました。
大学院での研究は即興演劇の理論と技術を日本語の会話授業に利用するということをテーマとしました。毎週のゼミで何度もテーマについて発表し、先生や先輩方から様々なご意見を頂くうちに自分のやりたいこと、できることが見えてきたように思います。2年生の夏にはタイの大学で実験を行なって修士論文を仕上げ、カナダ・ビクトリア大学で行われた国際表現言語学会で研究の成果を発表することができました。研究について何も知らなかった私が学会で研究発表ができるまでになったのは、ゼミの先生や先輩方はもちろん、授業や学内の発表で様々なアドバイスをしてくださった先生方、タイの大学を紹介して下さった先生、受け入れてくださった大学の先生、学生など、本当にたくさんの方のおかげだと感じています。大学院で学んだことを無駄にしないようこれからも研究を続けていくつもりです。
2010年の春からアメリカのカリフォルニア州に住む予定です。日本語教師という仕事は世界中で、しかも自分のライフスタイルに合わせて続けることができる仕事なので、今後どこで生活することになっても日本語教師という仕事は続けていきたいと思っています。

2008年度修了生 大出美和子

修士論文にご協力いただいたタイの大学

法政大学国際交流センター年末のパーティーで