Graduate School of Education

これからの道徳教育や道徳科が学校教育全体に対して果たす役割は極めて大きく、短中期的にみればそれを担当する教員の養成が、長期的にみればそれを専門的に研究する研究者の育成が、わが国の学校教育の重要な課題です。
本研究科は、道徳教育に特化した専攻を持つ大学院として、我が国で初めて開設されました。小中学校の教員は教育現場を離れることなく、道徳教育の理論と実践を学べる大学院としても貴重な存在です。本研究科修了後は、道徳教育の専門家として学校や学会で活躍されることが期待されています。

「道徳」に精通した教員や専門研究者の養成と、
「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を展開

「道徳」では、検定教科書を使用し、児童生徒の発達段階を踏まえた体系的なものを取り入れ、「問題解決的な学習」や「体験的な学習」を導入し、児童生徒の道徳性に係る成長の様子を記述式で評価するなど、「考え、議論する道徳」への転換が強調されています。今後はこうした「道徳」の教員の養成と研修が必要となります。
一方で、改訂学習指導要領では、「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」の視点から社会に開かれた教育課程の実現が目指されています。こうした新しい時代に求められる資質・能力、すなわち「生きる力」の育成に、「道徳性」を培うことが重要です。他方で、教員には「生きる力」を育成するという理念のさらなる具体化を図るために、「主体的・対話的で深い学び」を促す「アクティブ・ラーニング」の視点に基づく授業改善や「カリキュラム・マネジメント」が求められ、「考え、議論する道徳」の在り方に密接に関連しています。
麗澤大学は、道徳教育の理論と実践の融合を通して、「道徳」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を展開していきます。

学校教育研究科

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