麗澤大学大学院学校教育研究科では、2021年度の「道徳教育学セミナー」を12月5日に開催しました。
上越教育大学学長の林泰成先生を講師に迎え、テーマ「ICTを活用した道徳科授業のあり方~GIGAスクール構想を見据えて~」にて、講演とパネルディスカッションを開催。
林学長は、(1)社会の変容と教育、(2)学校教育とICT、(3)道徳科授業とICT、(4)未来の学校の4つの内容で、学校のICTの具体的な推進状況や現在の課題と成果等を具体的に述べられました。未来の学校の在り方としては、GIGAスクール構想、DX化、プログラミング的思考、道徳科授業とICT、キャンパスを持たない米国ミネルバ大学の紹介等、幅広い視点からの基調講演でした。
パネルディスカッションでは、パネラーに本大学院学校教育研究科道徳教育専攻修士課程在学中の二名を招聘。林修也先生は現在東京都中央区教育委員会統括指導主事。教育委員会等でICTや教員研修等を企画運営。古見豪基先生は埼玉県和光市立第五小学校教諭として学校のICT研究の推進役です。林学長の講演を踏まえて両パネラーがICTについて教育行政と学校現場の立場から実践内容を紹介。コーディネーターは本大学院特任教授 富岡栄が担当。ICTは道徳科に有効か等の本音の意見交換がなされました。
オンラインによるセミナーでありましたが、50人以上の参加者があり、道徳科におけるICT活用の価値や今後のGIGAスクール構想の推進上の課題について忌憚のない意見交換が行われ、盛況なセミナーとなりました。