6月26日(水)ウズベキスタン共和国 精神啓発公共センターの副センター長をはじめ、同国の政府・大使館の関係者など総勢7名が、本学関連団体である公益財団法人モラロジー道徳教育財団をご訪問されました。
ウズベキスタンの皆さまは、日本について、「賢明で仕事熱心な人が多く、伝統文化を大切にしている」というイメージとともに、高度な技術が発展しているにもかかわらず、子供たちの精神面を育む教育がしっかりと行われていることに強い関心をお持ちだったとのことです。
このような背景から、長年にわたって道徳の研究と教育を推進している同財団への関心が高まり、今回の交流会が実現しました。
当日は、同財団廣池幹堂理事長への表敬訪問、創立者廣池千九郎博士の記念館ご見学の後、同財団の道徳科学研究所が主催する特別研究会へご参加いただきました。
研究会では、本学大学院学校教育研究科の富岡栄特任教授による「日本の学校における道徳教育」、本学前学長で同財団生涯学習本部副本部長の中山理特別教授による「モラロジーと廣池千九郎」、本学国際学部で道徳科学研究所副所長の宮下和大教授による「麗澤大学における道徳教育」などの発表が行われました。
ウズベキスタンの皆さまは、各発表に高い関心を示されており、特に、日本の道徳教育の実践方法やその効果について、深く掘り下げた質問をされていました。
今後、ウズベキスタンでも同様の研究会を開催したいという意欲的な意見も出され、今回の訪問をきっかけに国際的な教育交流の可能性が広がることが期待されています。