経済研究科ECONOMICS AND BUSINESS

経済研究科 経営学専攻の紹介

経営学専攻の紹介

経営学専攻 経営学専攻

課題解決型のたくましい経営センス&スキルを自分のものに

不確実性が高まる時代において、国際的視野を持ち、複雑な社会状況を読みぬく洞察力と、問題解決を図る能力を備えることに重点を置いて研究活動に取り組みます。
経営学専攻は、行政、民間企業、NPO法人など団体・組織の政策立案、管理者の育成を目指します。

研究のポイント

1

POINT

公共機関、企業、NPOなどで管理業務を担う高度な専門性を育成

政府や国際機関や地方自治体などの公共機関、国内外の企業、またはNPOなどで国際的な視野に立って複雑な問題を読み解き、具体的な問題を解決できる高度な管理業務ができる実務専門家の養成をめざします。

2

POINT

現代社会の要請に応えた学際志向、問題志向、政策志向の重視

複雑で絶え間なく変化する現代社会の様々な問題解決の要請に応えるには、複数の専門性を結ぶ学際志向、解決すべき課題が何なのかを見据えていく問題志向、そして具体的に課題を解決していく政策志向が重要となります。

3

POINT

問題意識を持つ全ての社会人のリカレント教育に幅広く対応

実務の現場で現実の問題にぶつかり、深い専門性を身につけたいと考える現役のビジネスマン、新しいセカンドステージを考える経営の経験者など、問題意識を持つすべての方を職歴も年齢も国籍も超えて広く歓迎します。

4

POINT

国際的な視点に立って先導的な研究ができる研究者をめざす

研究者は常に国際的なステージで研究成果を発表し、実績を残すことが求められます。本研究科では経済社会総合研究センターや企業倫理研究センターと連携した指導により、そうした社会の要請に応えられる研究体制が整っています。

研究活動

現実社会で起こる企業問題を題材に
解決のモデルを追究する。

日々、ニュースや新聞で取り上げられる企業問題を題材に、どうすればそういった問題の発生を防げるのか、あるいは起きてしまった場合、速やかに解決するためにはどのようなシステムの構築が必要なのかを研究していきます。そのために一般の人が目にできる記事や報道だけではなく、企業から提出されたレポートや報告書を読み、そこから企業が抱える問題を抽出して議論することも大学院での研究の醍醐味といえます。

研究室訪問

経済研究科 経営学専攻  水野 時孝教授×経済研究科 経営学専攻(修士課程)2年 大久保 有望さん 経済研究科 経営学専攻  水野 時孝教授×経済研究科 経営学専攻(修士課程)2年 大久保 有望さん
世界的な課題である「国際的租税回避」に挑む。
グローバル化に苦慮する税務当局。

国際税務を研究テーマの核としながらも、租税全般に視野を広げて若き研究者を養成しています。なかでも今日的課題として院生に研究を奨励しているのが「国際的租税回避」。経済のグローバル化のスピードがあまりに速く、各国の税制や法律が現状に追いついていない昨今、国際的な展開を推進する企業は税法をはじめ、あらゆるツールを複合的に駆使して租税を回避するスキームをつくり上げています。これに対し、世界の税務当局や租税の専門家たちはとても苦慮しています。国境を越えて税務界は、租税回避を図る経済界に対応できる人材を求めており、この問題に取り組む大久保さんは期待の若手研究者の一人です。

水野 時孝 教授

東京外国語大学インドネシア語学科卒業。国税庁、別府大学国際経営学部教授を経て現職。著書に『移転価格税制詳解‐理論と実践ケース・スタディ』大蔵財務協会(2015共著)、『移転価格税制コンパクトガイド』大蔵財務協会(2013共著)など。

水野 時孝 教授

東京外国語大学インドネシア語学科卒業。国税庁、別府大学国際経営学部教授を経て現職。著書に『移転価格税制詳解‐理論と実践ケース・スタディ』大蔵財務協会(2015共著)、『移転価格税制コンパクトガイド』大蔵財務協会(2013共著)など。

グローバル化に苦慮する税務当局。

国際税務を研究テーマの核としながらも、租税全般に視野を広げて若き研究者を養成しています。なかでも今日的課題として院生に研究を奨励しているのが「国際的租税回避」。経済のグローバル化のスピードがあまりに速く、各国の税制や法律が現状に追いついていない昨今、国際的な展開を推進する企業は税法をはじめ、あらゆるツールを複合的に駆使して租税を回避するスキームをつくり上げています。これに対し、世界の税務当局や租税の専門家たちはとても苦慮しています。国境を越えて税務界は、租税回避を図る経済界に対応できる人材を求めており、この問題に取り組む大久保さんは期待の若手研究者の一人です。

得意分野のある税務のプロに。

私のゼミで研究する院生たちは、基本的に税理士になることを目指しています。そこで重要になってくるのが、基本的な租税論を身につけるとともに、実務的な知識を併せて修得すること。加えて税務一般ではなく、国際税務や相続税など何か得意分野を持って税のプロになることを、院生には強く勧めています。大久保さんにも特化した分野のある税理士になってほしいと望みながら、時に厳しく、しかし、温かく指導を行っています。

グローバル社会に貢献できる税務のプロに。
経済学の知識も忘れずに。

研究テーマは「租税回避行為否認の問題点とその対応」です。テーマを選ぶ際、水野先生と相談し、今日的な課題だと判断し研究に取り組むことにしました。資料文献をリサーチする先は、国立国会図書館や租税資料館。しかし“租税回避”をキーワードに検索をかけると、膨大な量の文献にヒットするのでその選別に苦労します。その一方で学部生の頃と違って、自らが興味のある税務のみに集中して研究できるので、充実した時間を過ごせています。ただし、会計と租税分野だけでは視野が狭まるため、マクロおよびミクロ経済の授業も選択し、複眼的に税の問題を把握するように努めています。

大久保 有望 さん

麗澤大学の飛び級制度を利用して学部を3年間で終えて、大学院に進学。「租税や税法は複雑で専門的な知識が必要。大学時代にその基本を学んでおくのがベスト」と、後輩にアドバイスを贈る。

大久保 有望 さん

麗澤大学の飛び級制度を利用して学部を3年間で終えて、大学院に進学。「租税や税法は複雑で専門的な知識が必要。大学時代にその基本を学んでおくのがベスト」と、後輩にアドバイスを贈る。


休日でも出て来てくれる先生。

水野先生は人当たりがソフトでユーモアのある方。ゼミが始まるとき、ウオームアップに面白いエピソードを披露してくれるなど、堅苦しいイメージのある税務を身近なものに感じさせてくれます。また、わからないことがあれば、休日であっても私たちのために研究室に出て来てくれるなど、熱心な指導の姿勢に恐れ入っています。先生の期待に応えるため、しっかり研究を進め、将来はグローバル社会に貢献できる税理士になろうと、決意を新たにしています。

SPECIAL

for Students and Staff

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