知識・能力+敬われる人格を兼ね備え、国内外から期待される研究者、実務専門家に
経済研究科は、本学の建学の理念に根ざした大学院教育を掲げています。すなわち「知徳一体」の体現を目指し、「知」=経済・経営学、「徳」=人として進むべき道、の両方を理解できる社会にとって有為な人材を育成することが、教育研究の最大の目的です。
本学の修士課程の特色は、近年重視されている企業倫理を踏まえた経営学を体系的に学べる点にあります。企業倫理の分野で国際的に活躍されている教授から直接指導を受けることができます。
博士課程では、経済学および経営学の各領域において、先導的な研究を推進できる研究者と実務専門家の養成を眼目に、国内外の諸機関で期待されている公共政策を担い得る即戦力の輩出が重要なテーマです。
国内はもとより、広く海外からの留学生も受け入れている本学大学院では、公共善の探究を核に「第1の徳(知識、技術的な能力)」、「第2の徳(尊敬される人柄や人格)」の涵養と獲得を第一義としています。この2つの「徳」を兼ね備えた人材こそが、政府やそのシンクタンク、あるいは地方自治体、民間企業や研究機関などで将来、解決すべき社会的な課題を発見し、解決するための道筋を論理的に明らかに指し示せるものと確信しています。
籠 義樹 教授 KAGO, Yoshiki
東京工業大学工学部卒、理工学研究科社会工学専攻修士課程修了、総合理工学研究科環境理工学創造専攻博士課程修了(工学博士)。2007~2008年、英国Reading大学Real Estate & Planning客員研究員。専門は社会工学。主要著書は「環境計画・政策研究の展開(共著)」「嫌悪施設の立地問題(単著)」など。